2014年11月20日木曜日

11月20日

真夜中。豹と目が合った。電気のつかないトイレの窓の網戸を両の手でひっかきこじ開けようとしている。ここにいたら死ぬ、そのくらいはわかって、家の中に戻るが、積み木のように増改築されている家は中も外もない。ひとまず登る、夜風が涼しく、星が綺麗だった。
最上階の広間には家族がいた。各々の部屋があるように、僕の部屋らしき部屋もあって、見覚えがあるのでいつかの夢で居た部屋にまた戻ってきたのだと思う。窓の外に見えたのは豹のほかに蛇、猫、滑らかに僕の視界をすり抜ける。広間からは見えない。見えないだけというのはみんなわかっている。
最寄り駅を寝過ごして降りた駅は、もう一つの終点だった。用途がはっきりしない、終点ということが用途らしい。改札を抜けるとその先にもう一つ改札があって、出ていいのですか、と聞くと、いいですよ、いや、やっぱりだめです、と、捕まり、扉の開かない、好色、男色の暗い部屋。

長い長い夢だったが、時計は15分しか進んでいなかった。

2014年11月15日土曜日

夢 11月11日

温泉だ!あ、でもタオルも髭剃りも忘れてきた、、まあ、、でもいっか!入ろ!温泉だ!という夢。

部屋の奥には、アンドロイドがすやすやと眠っていた。声を掛けると寝言を言う。友人とそこで湯につかりながら長い時間を過ごした。生身の本体は遠くにいる。名前も知っている。アンドロイドは終始穏やかな笑みを浮かべていて、最後まで目を開けなかった。友人は次の予定に大幅に遅れて叱られていたし、僕の未読メールは38件になっていた。

宿の三階に行くと親子が大型車を大変な手さばきで乗り回していた。息子は巨大な重機を、母親は4tトラックを、豪快に操っていた。父親は、ノコギリザメのような小さく長い重機を目にも留まらぬ速さで乗り回していたが僕につっこんできて、なぜそんなイライラしてるのか、この怖い重機は何に使うのかと聞いたら、この重機は小さくて古くて、もうなんの役にもたたない、妻や息子にそう言われていて自分もそう思っていると、彼は悲しそうに言った。3台の中ではかっこよさも移動のキレも一番だと思ったのでそう伝えると、うーん、と彼は目を合わせず言い、ちいさい背中を丸めてタバコを吸った。