悦に入っているときにはかっこいい人が頭をよぎり、弱っているときは優しい人が頭をよぎります。
自分に空いた穴を埋めてくれる人を勝手に探してしまいながら、
そうやってきょろきょろ脇目をふりながら、
なんだかんだで「そこにいるのに見えない何か絶対に逆らえないもの」、を目で追おうとしています。
いつも。
絶対に見えないのに。
俺がやりたいこと、
俺がやるべきこと、
俺がやれること、
ってよくいうけど、
みんながやりたいこと、みんながやるべきこと、みんながやれることって。
「そこにいるのに見えない何か絶対に逆らえないもの」。
そいつの視線のむこうにある「ずっと先にあって見えないもの」が、
仮にね、
究極的に美しいものであっても、
完全に真なるものであっても、
底なしに善いものであっても、
「絶対に逆らえないもの」がその身体を動かす以上、暴力性をもつとしたら。
その外にいる人たちは、ブルドーザーにいとも簡単に弾き飛ばされる。
感覚を共有する実感覚、これが連鎖していく夢想が人を養っているとしたら、
この共有の夢想の外側にいる人は、あわとなって消えていく。
この夢想の目指す先が、
人、自身でない限り、
仮に手を外に差し伸べたとしてもその手は相手を握りつぶす。
この手は、「絶対に、逆らえない見えない何か」の手。
絆という言葉の一人歩きが鎖にしか見えないように、
仲間という言葉のやまびこが時折監獄を連想させるように、
蜘蛛の糸、
強く強く、
中にいる限り、
でも出たら死んでしまう。
きっとそこにいる見えない何かに頼りつつ、
でもそこにいる見えないやつでなく、
ずっと先にあって見えないものを、
見ようと、
見えないけど絶対に、
でも。
怖い。
悪寒がする。
寒い。
風邪をひいた。
寝ます。
夢でもしーあえーたらー
すてきなふんふふーんふんふんふんふん
ふん
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