2012年8月18日土曜日

東京、大都会ど真ん中、

、でも寝っ転がって広い空、

芝生の上に美術館でいただいた展示案内の紙を、

紙の上に近くのパン屋で買ったパンとコンビニで買った缶ビールを、

それをはさんでどっこらしょ、と、

乾杯!(カンッ)

一等星が曇り空を、かきわけ力強く



向こうの方で子供と犬が散歩、


子供が走り回って遊んでるのをみるとほっとするな、って

でもな、将来ここで育った子供はどうなるんやろね、
野山を見ないで育つとどうなるんやろうね、って

固めのパンをかじりかじり心の友が言いました


いやいや、ここにもでっかい山があるじゃん、

って、僕は目の前のでっかい高級レジデンスを指差して言いました

たしかに、
…うんたしかに。

心の友はイエスともノーともなく相槌をうちました


子供と、お父さんとお母さんと、犬。



「電車でな。
 向かいに座っとるくたびれたサラリーマンのおっちゃん、薬指に指輪しとってな。
 それ見て、ああ、この人は、もう、手に入れてるんやな。って。すごいなあ、って。」

「誰でもいいとかそういうことやないけど、けどな。」


結婚とか。家族とか。

「白馬の王子様は、いたとしても飽きるわw
 毎日おるな、帰れ、とw」

「まだ出会ってないかもしれんし、もう出会った中にいるかもしれんしな、わからんな。
 誰なんやろ。」





君と~出会えた~それが奇跡~♪
とかは「はぁ。」て感じでピンとこぬのだけれど、

偶然が折り重なって必然になるまでにある、意識か無意識か視線を通わせる瞬間

一期一会


「またここにきてパンとビールやろうな」と言い合って、友は帰るところに帰っていきました

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