NPOに寄付をするとキャッシュバックが戻ってくるんだけど、その制度を利用するにあたりいろいろ問題があって、、というお話です。
長いし、まず面白くはないです。
前勉強したのに忘れちゃってたから備忘録として書きます。
別に税金の知識はまだ皆無だし、間違ってたらごめんなさい。
もしNPOとか寄付とかに興味があったら、少しだけでも読んでいただけると嬉しいです。
[前置き]
NPO法人ならではのメリットとして税制優遇があります。
(それが、法人をつくるときに株式会社でなくNPO法人を選択する大きな理由の一つになるのですが、)
その税制優遇をいちいち整理・処理するのが実務レベルで結構めんどくさいというか複雑でわかりにくいので、税金対策の手間を減らし、優遇を最大限活用するためのサポートをするNPO専門の税理士って必要なんじゃないかなーと思ったというわけです。
これからばんばん需要も供給も両方NPOは増えてくると思うのですが、お財布状況が苦しいところが多いので。。。
ちなみに、NPO法人(特定非営利活動法人)だからといって、全然稼いでもいいんですよ!
僕も知らなかったんですが、アメリカでは日本円で1000万もらってるNPOの方とか普通にいるみたいです。利益を配当しちゃいけないだけで、NPOだって、人件費とか管理費とかはもちろん必要。
寄付金からもそういう費用にあててしかるべき。運営できなきゃやっていけないですからね。
(アメリカ人って収入の1割をなんかしらの寄付にあてているという、驚愕の文化背景も反映されてるんでしょうね。)
NPOと株式会社の大きな違いとして、
「非収益事業に関しては法人税が原則非課税」(収益事業に対してはNPOであっても課税されちゃいます)ってのがひとつ、
あと、寄付金控除ってのがあります!今回の本題です。

[本題]
国や地方自治体、公益社団法人とか、NPO法人に対して個人が寄付をすると、確定申告を経て、一定割合キャッシュバックされるんです!
今まではその額がたいしたことない、しょぼい制度だったんですが、、、
今年4月からパワーアップした「新寄付税制」がスタートしました!
これによると、「認定NPO法人」に対して個人が寄付をすると、最大半分弱(計算方法めんどいので、かなりざっくり言っています)、キャッシュバックされます。
半分弱戻ってくるって聞くと、すごいですよね!
「認定NPO法人」ってのは、NPO法人の進化版です。
一定の成果をだして条件をクリアすると、進化できます。
つまり、NPOとしては、認定とると寄付してもらいやすい!
寄付分化の薄い日本において、敷居を低くする絶好の武器です。
寄付した分税金免除ってことはいいかえると、
寄付する側としては、国に納めるか、自分が好きなNPO法人等におさめるか、自分で選択(投票)できるってことです。
社会問題が多すぎ待ったなし、行政がアップアップしてる今、民間(NPOなど)が行政の代替機能をはたしていけたらいいよねってことで、認定NPO法人どんどん増えればいいよねって話です。
「国に納めても、何に使われるかわかんない。だったら、自分が信用できる団体に、使ってもらおうじゃないか」という選択肢を、国自身が与えている。
国として、「もう自分だけじゃとても面倒見切れる時代じゃありません、キャパオーバーだよ!」という判断をしているわけですね。とっても合理的だし、かなりNPO側の尽力もあったというお話。
ちなみに認定NPO法人に寄付をした場合の税制優遇は全部で3つあります。
①個人が寄付した場合、最大半分くらい税額控除(上記のやつ)
②法人が寄付した場合、損金算入できる限度額が拡大
③相続人が相続財産を寄付した場合、全額(!)非課税
あとは、認定NPO法人自身にも優遇措置があり、
収益事業の利益を非収益事業の費用に使った場合、その分を一定範囲損金算入できます。
さて、その認定をとるのがこれまたハードルが高くて、いろいろと条件があるんですが、
ざっくりいうと、
「3000円以上の寄付者が年平均100人以上」
これをクリアできるかどうかが分かれ目っぽいです。
認定がはれてとれても、これをずっと続けていかないと、認定はく奪です。厳しい。。
なので、もしNPOに寄付をすることがあれば、「3000円」がカギです。
1000円も嬉しいですが、3000円は、1000円の3倍以上の喜びを与える、ということを、
是非知っておいてくださいw
1000円を3回に分けてもOKです。1年以内に、合計3000円以上になってれば1人にカウントされます。でも、6000円払っても、1人は1人です。
なにはともあれ、寄付めんどくさいんすよね。手続きが。寄付募るったって、「いいなーちょっと援助しよかな」と思っても、
わざわざ連絡とって、んで
「郵便為替で送ってください」とか言われると、
「じゃ、また今度」
てなっちゃう。
だからクラウドファンディングが絶好調なのはすごいことだし、つくってる人は尊敬の嵐。
でも、自分の周りに限定すると、やってる人少ない。時間の問題なんだろか。どうなのか。
マジョリティに浸透させるには。
寄付のイメージの改善が先なのか、
浸透すればイメージが改善するのか、
いや、両方か。
キャッシュバックにしても、領収書とっといて、確定申告で、って言われても、数千円出して、ちょぺっとしか返ってこない金額のために、手続きの手間の割が合わないって感じちゃう。
寄付を募る側もこれをきちんと訴求しようとしてる人あんまり見ないし。
言うだけでも違うとおもうんだよな。
「確定申告でちゃんとやれば、半分弱戻ってきますからね」って伝えるだけでも。
もっと積極的に活用できるようにするのが今後の課題なのかなー。
現実的な手間の面。クラウドファンディングも、ここんとこも絡めていけたら、より魅力的なサービスになるんかな。 どうだろか。
とにもかくにも、クラウドファンディングとNPOは相性ばっちりだから、どんどん使っていけばいいなあ。
(どんどん話がずれてくけど、)
寄付、、
思い入れがあればするけどさ。
寄付する先の顔が見えて、何に使われるかわかるってのが重要だけど、
あとは、単純にもっともっと敷居を低くなればいいよね。
思い入れのある人はもう十分やってるし。
だから、マジョリティの人達の敷居を下げることが重要。
寄付って名前がもうやだよね。社会貢献とかの響きもそう。
日本人的な感覚だと、抵抗が強い人多いよね。
「俺私いいことしてますキリッドヤッ」みたいな。
(実際に動いてる人は、
そういうキリドヤは少なくて、やりたいからやってるだけ、みたいな気はするけど。)
「友達を手伝う」くらいの感覚まで気軽になればいいし、
ファッションとかノリでお金だすくらいのカジュアルさが欲しい。
いちいち、「いいことしなきゃ」とか意識しなくてもいいくらい生活に溶け込んでほしい。
身構えないと出せないような雰囲気だと、寄付は継続的長期的に根付くことはないと思う。
日本のマジョリティの中には、神様はいないわけですからね。
繰り返しになるけど、
「知らない」ことと、「寄付に対して心理的・物理的敷居が高い」ことがマジョリティが寄付しない理由。
マジョリティの中では、人格性とかは一切関係ないと思う。(誰に言われるでも機会があったわけでもないのに人格性だけで動けた人がマイノリティ。)
情報量が増えて、クラウドファンディングの開拓者の方々のおかげで、徐々に寄付する機会は増えてきたのかな。 あとは日常に溶け込ませること。
だから、カフェのメニュー表にファッショナブル・しゃれおつな感じでフレンドリーに寄付するメニューが自然に入ってる、そんな世の中がいいのかなと思うわけです。マジョリティの人間を動かすには、日常的に、五感で触れる場所で触れさせるのがいいと思うし。
長くなりました。話それすぎ。
無理やり戻すと、今は新寄付税制っていういい制度ができたのに、知られてもいないし、なんか小難しくて結局どうすればよいのかよくわからんぞ、というのが課題、てことでしょうか。
知識も付け焼刃ですのでつっこみどころ満載かとも思いますが、
読んでくれたのでしたらありがとうございますm(__)m
ちょっとずつ、勉強しつつ、深堀できていければと思います。ご意見等、あればじゃんじゃん言ってくださいm(__)m
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